外反母趾でテーピングしても痛い!そもそもの理由(ワケ)
テレビや雑誌、インターネットなどで、外反母趾対策のテーピングについて沢山紹介されています。
その紹介されているテーピングの巻き方を参考にして、実践したことがある方は多いのではないでしょうか???
しかし、実際のところ、
「テーピングをしてみても痛みが変わらない・・・」
と、私のところに相談に来る方が多いのも事実です。
なぜ、そんなことが起こるのでしょうか!?
なぜ、テレビなどで紹介されたテーピングは効果がないのでしょうか!?
それは、
そもそもテーピングを貼る(巻く)場所が違うからです。
テーピングを貼る場所が違う・・・!?
テレビなどで紹介されている外反母趾対策のテーピングは、
母趾(足の親指)に貼る方法ばかりです。
よく見かけるのは、この2つですね。
こういったテーピングを見るたびに、
外反母趾の発生メカニズムを分かってないなぁ!
歩行分析がちゃんとできれば、これじゃ効果ないのわかるでしょ!
そう叫びたくなります(笑)
え!?でも外反母趾対策なんだから、母趾に貼るのは当たり前でしょ!?
皆さん、そう思うでしょうw
実際に、私がやる外反母趾対策のテーピングを巻くと、
「こんなところに巻くんですか〜!?」
と皆さん驚かれます。
詳しくは後ほどちゃんと解説しますが、
私がやる外反母趾対策のテーピングは、原則、母趾に巻きません。
稀に必要だと判断した場合、母趾にも貼ることもありますが、
ほとんどの場合は、母趾以外にテーピングを巻きます。
答えはカンタンです。
その方が効果があるからです。
ちゃんと解説しますね。
外反母趾対策のテーピングの大きな間違い
大まかにいうと、外反母趾のほとんどは、歩くときに、以下のような3つのプロセスで起こります。
【プロセス①】足を前に振り出してかかとが接地し、体重がかかった直後に土踏まずがつぶれる。
【プロセス②】土踏まずがつぶれたまま、さらに接地した足に体重がかかり、次に足の甲がつぶれる。「開張足」といわれる状態です。
【プロセス③】足の甲がつぶれて開張足になると、母趾の付け根の骨(第1中足骨)が内側に広がる負担が増大する。
これが、外反母趾の発生メカニズムです。
外反母趾に負担がかかるより先に、土踏まずがつぶれているということです。
ですから、テーピングでいくら母趾を広げようとしたり、第1中足骨を締めても、それ以前に土踏まずがつぶれているのを抑止できなければ、外反母趾への負担は減らないので、テーピングの効果がないということです。
もしも、テレビなどで紹介されているテーピング(母趾を広げたり、広がった中足骨を締める方法)で効果があれば、それは、土踏まずがつぶれていない歩き方をしている人です。
そのような方は、ここで私がオススメしているテーピングは、不要な場合が多いです。
外反母趾のテーピングで貼るべき場所
だから、外反母趾対策のテーピングをする場合、
かかと接地直後に土踏まずがつぶれないようにすることが、とても大事なポイントになるのです。
かかと接地直後に土踏まずがつぶれないようにするには、距骨下関節(簡単にいうと、足首の関節の一つ)を安定させる必要があります。
ということで、私の外反母趾対策のテーピングは、母趾ではなく、足首に巻きます。
テーピングを足首に巻いて、距骨下関節を安定させることで、かかと接地直後に土踏まずがつぶれにくくなります。
土踏まずがつぶれにくくなると、かかと接地から体が前に進んで体重がかかっていくときに、足の甲もつぶれにくくなり、開張足にもなりにくくなるからです。
では、実際に、私がオススメしている外反母趾対策のテーピング方法をご紹介しましょう。
外反母趾のテーピングの正しい巻き方【解説動画あり】
外反母趾対策に使うテーピングはこれだ!
テーピングは、5cm幅で、引っ張ったときに少しだけ伸びる程度の柔らかすぎないテープを使います。
↓オススメのテープはこちら↓
ドラッグストアやスポーツ用品店などで販売されているテープは、ほとんどが薄手で柔らかすぎて伸びすぎてしまうものばかりです。
このテープはなかなか市販されていませんので、上のリンクから購入した方が簡単に手に入ります。
外反母趾対策のテーピングを巻く前の注意点
テーピングを巻く前に、足首のポジショニングが大事です。
写真のように、足首を直角にして、外くるぶしの上と下のカーブが均等になるようにします。
そうすることで、距骨下関節が安定しやすい位置になるからです。
外反母趾対策のテーピングを巻くときの注意点
足首のポジショニングができたら、いよいよテーピングを巻きます。
外くるぶしの真下に貼り、足裏のかかと、内くるぶしの順に通り、最後はスネの前で終わりです。
巻くときの注意点ですが、外くるぶしの真下にテープを貼ったら、そこからスネの前まで引っ張りすぎないようにしましょう。
引っ張りすぎてしまうと、せっかく足首のポジショニングで距骨下関節が安定する位置だったのが、足首が内側に持って行かれてしまい、距骨下関節が不安定な状態になってしまうからです。
【動画:外反母趾対策の正しいテーピングの巻き方】
>(ただいま準備中です。しばらくお待ちください。)
以上が、私がオススメしている外反母趾対策のテーピングの巻き方です。
足首のポジショニングを間違えなければ、ご自身でも簡単にテーピングを巻くことができますので、ぜひ実践してみてください。
外反母趾でテーピングしても痛い!プロしか知らない真解決法のまとめ
◆テレビなどで、外反母趾対策のテーピングについて沢山紹介されているが、あまり効果は期待できない
◆なぜなら、紹介されているテーピングの巻き方は、外反母趾の発生メカニズムや歩行の本質を理解しているとは言い難いものだから
◆外反母趾対策のテーピングは、母趾ではなく距骨下関節
◆注意すべきポイントをおさえておけば、簡単に自分で巻くことができる
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